保井 真琴
(やすい まこと)
思春期に体験した友人ふたりの死により、
『人はどこから来て、どこへ向かうのか』という問いが湧く。
ひょんなことから巡礼の旅がはじまる。
アマゾン川流域・南米インディオの儀式や、
ネイティブアメリカンとの暮らしを体験する。
はじめて踏み入れた地だったにも関わらず、
細胞のどこかで「既に知っている」という感覚を覚える。
愛と喜びに満ちた至高の状態を体験し、
自己と他者の境目がなくなる。
すべてがひとつであり、
あらゆるものが小さな粒の集合体であることを体感する。
生まれてはじめて”生命の当事者”となる。
肉体の死とは、終わりではないことを知る。
ただそこに在る奇跡に気付く。
あの時わたしは遺伝子の巡礼をしていたのだった。
自らこの時代を選んで生まれてきたことを思い出した。
イーマサウンドセラピーを初めて受けた時
記憶がとめどなく溢れてきた
ジョンCリリー博士が世に出した
アイソレーションタンクの中での浮遊感
先住民族の儀式における変性意識状態
母親の胎内で共鳴していた星々の囁き
魂を呼び覚ます感覚
流転しながら淡い海を漂っていた
マナーズ博士
そして松下先生の築きあげた
サイマティクス療法が
イーマサウンドとして進化を遂げ
今、この世界に現われたことに
畏敬の念を抱かずにはいられません